3学期に入り、0歳児クラスのお子様も、一 時保育で定期的に利用しているお子様も含めてお友達への意識も芽生え、登園してくるお友達に「〇〇ちゃん、おはよう!」と挨拶をしに来てくれたかのように近寄り、お顔を近づけます。また、感染症が治り久しぶりに登園してきたお友達を出迎える笑顔は、まるで「ひさしぶり~ !まっていたよ!」と言わんばかりの表情です!
4歳児Kちゃん
手の指のささくれが引っ掛かり気になって仕方がなく、事務所にやってきました。
「あ~これは気になるよね~」と言いながら爪切りを出した時です。
「あのさ、前切ったね。」
「?」私ははじめいつの時のことを言っているのかわからずにいました。
「あそこで、座って!」と説明が続きます。
「あ~、足の爪切った時?」と2年以上も前のことを思い出し聞いてみました。嬉しそうに頷きます。当時爪を切ることが怖くて嫌がり、ご家庭でも戸惑い相談を受けていました。その不安と闘いながら両足1 0本きれいに切らせてくれた時のことを私も思い出しました。日々の暮らしの中での“小さな挑戦 !” しっかりと覚えているんですね !
1歳児Yくん
近頃やっと立てるようになったお友達のRちゃんがつかまった先はY君の手です。どうするのかな?と、半分ハラハラしながらも見守る担任、Y君はつかまるRちゃんの動きに合わせてゆっくりと前に進んでいたそうです。驚きと喜びの感動を私に伝えてくれました。
保育園での生活は、様々な子ども(言葉の発達・運動発達みな様々です)がいて日々一 緒に過ごしています。ドキドキしたり、うまく話せず戸惑ったり泣きさけんだり、じっと動かず見ていたり ・ ・・。そんな姿も保育士達の気持ちを受け止める関わりや、子ども達同士の自然な受け入れ合いの中で、確実に成長の芽を膨らませていく、目には見えない心の成長がたくさん感じられる今日この頃です!
副園長 若山 望
(「櫻」おひさま 2024年2月号から抜粋)