年末年始のお休み明け

新年、あけましておめでとうございます。

“日本の社会が人々に温かく、一人ひとりが安心して心穏やかに過ごせる暮らしを願う”
今年も祈願してきました。

今年は、新年早々から災害や事故の報道に驚き、現地の方々のお気持ちを察し、心痛めるスタートとなりました。一刻も早く平穏を取り戻せるよう願うばかりです。

毎年のことですがこの年末年始のお休み明けは、お子様たちの成長を実感します。1週間(長いお子様は2週間以上)保育園をお休みし、身体はもちろんのこと心の成長も大きく逞しさを感じます。

薬をつけることに不安が高い5歳児Mちゃん、はじめは大泣きをしながら〇〇で避んでいたらこうなっちゃった~ !」と必死に訴えます。「そっかあ、痛かったね。見せてね」と言うと指先のすりむき傷を差し出しながら「私、こういうの苦手なの !痛いの嫌なの!」と語り始め「そうだよね!知ってるよ!でもこうして見せてくれるし、薬の覚悟もできていてすごいね!」と会話をしているうちに涙は止まり、手当てが終わるまで落ち着いて出来ました。

気持ちを受け止めてもらえた安心感、“苦手だけどちょっと頑張ってみよう” と思えるようになるまでの過去の経験、日々の積み直ねの中で確実に成長していくお子様たちです。

副園長 若山 望
(「櫻」おひさま 2024年1月号から抜粋)