カブトムシの幼虫やミミズなどを捕まえてくるお子様達。担任もその捕まえた(見つけた)嬉しさに共感しながら、飼育する方法や生態など一緒に調べています。その後、飼育ケースを大事そうに持ちながらエサとなる土や葉っぱ、ムシ等を見つけお世話をしています。カブトムシなども無事に成虫となるとさらに興味関心は高まり、ケースから出して遊ぶ日々となります。
そんなムシたちも徐々に弱ってくるので、担任が改めて生態について話し、本人たちが納得した上でお別れをする事があります。特にセミを捕まえると、成虫になってからの寿命の話のあとは「一緒に遊べたから逃がしてあげよう…」と飛び立つセミを見送る、そんな場面が夏にはよく見られています。
4・5歳児になると上記のように昆虫などの生き物への生態について自分たちで調べ理解を深め、「命」の大切さ、愛着なども遊びを通して育まれていきます。
「白樺」園長 品川 晃彦
(「白樺」もえぎ 2022年7月号より抜粋)