年々増加する猛暑日、保育園での生活も室内で過ごす時間が多くなりました。朝のうちの気温が上がり過ぎてはいない時間(うさぎ組からばら組のお子様たちは登園から1時間程度、りす・こあら組のお子様は少し保育室で過ごした後30分~40分程度)、園庭で虫取りなどをしながら存分に汗をかいて遊び、その後プール遊びや水遊び・シャワーなどで汗を流し、さっぱりとしてから昼食を食べ、お昼寝…。
室温や水分補給に気を配りながらも、生涯を健康に過ごすための身体作りをしているこの乳幼児期のお子様たちにとっての夏の生活としては、健康的に過ごせたのではないかと思います。中には夏の疲れからか体調を崩すお子様もみられましたが、感染症が大きく広がることなく過ごすことが出来ました。皆様のご理解ご協力に大変感謝しております。
5歳児R君
前日に身体に痛みがあり受診、たいしたことはなく登園しましたが、看護師と相談したところ、プールへの入水は控えておこうかということになりました。納得がいかず返事をしないでいたR君、「プールの中で楽しく遊びながらお友達とぶつかるとまた痛くなるかもしれないからやめた方が良いかな?ってお話だから、少しだけ入って上がることにする?」と話すことで納得、保育室に向かいました。大人間で入水方法を打ち合わせし、いざプールの時間になると「僕はシャワーにする!」と自ら判断しプールへの入水はしませんでした。
“子どもが自ら考えて判断する” “納得し自分で決めること” とても大切ですね。大人は「え?さっきと言ってることが違う?」と感じてしまいますが、このようにあれこれと言い聞かされた後や、分かってはいるけど主張の方が強くなってしまっていた時などに、子ども自身が再度よく考え直し判断することがあります。
大人に言われてするかしないかを決めることよりもずっと大切なことですよね!
副園長 若山 望
(「櫻」おひさま 2025年9月号から抜粋)
