13年後の自分へ

1月8日(日曜日)、翌日に成人式を迎える卒園生(43期生)と保護者の皆様が保育園を訪ねて下さいました。その成り行きはというと、13年前の平成20年度の卒園生保護者の方から子ども達が書いたメッセージや写真を四角い缶に詰め、13年後の成人式を迎える前日に保育園に皆で集まって開封したいという企画の提案から始まりました。

子ども達も担任たちももちろん大賛成、皆で協力して、なにを入れるかを相談をし、一人一人がメッセージや絵をかいて、写真等と合わせて缶に詰めました。卒園式当日、平成35年1月8日、成人式前日に保育園に集まって再会した後に開封することを約束し、タイムメッセージとして封印したのです。13年の間、私の書棚に大切に保管してあったものを8日に皆で開封したのです。

当日は卒園生27名、保護者18名が集まって下さいました。当時の担任3名(内現役2名)も参加させて頂き懐かしい会を催すことができました。当時の担任が一人一人の名前を呼んで袋に入ったメッセージを手渡すと“懐かしい~”と大騒ぎで友達と笑い合いながら開封する子、愛おしそうに開封して微笑みを浮かべカバンにしまう子などそれぞれでしたが、嬉しそうでした。

皆が立派に成長され、それぞれが目標に向かって歩んでいる様子を本人や保護者の方から伺うことができたことは、私たち地域に根ざす保育園として大変喜ばしい出来事でした。これからも見守っていきたいと思っています。

「櫻」園長 若山 剛
(「櫻」つくしんぼ・そよかぜ 2023年2月号より抜粋)