あけましておめでとうございます

“日本の社会が人々に温かく、一人ひとりが安心して心穏やかに過ごせる暮らしを願う”
今年も祈願してきました。

“子ども達がのびのびと安心して過ごし健やかに成長できる場所でなければならない保育園、そしてそこにいる大人(保育士のみならず)は、“子ども達が安心して自己発揮し、明るく楽しく過せるように環境を整えながら、全ての子ども達を可愛がり愛情あふれる関わりを重ねられる人でなければならない’’、改めて子ども達の育ちを保障する大人の責任についても、深く心に刻む年明けでした。

「あけましておめでとうございます!ことしもよろしくおねがいいたします!」
背筋を伸ばし、相手の目を見てはっきりとした口調で堂々とご挨拶、お辞儀もきちんと行う5歳児。お正月、ご家族にたくさん褒めてもらえたことがうかがえます。年末年始休み明け、久しぶりの登園日に「泣いてしまうので は?」と、乳児部の保育士達は子ども達一人ひとりが好んで楽しんでいた遊びを用意して待っていました。一目散に遊び始めるT君、家族との離れ際は涙したものの、自ら気持ちを切り替え遊び始めるMちゃん。保育園の生活は、子ども達の意欲とそこに関わる大人達との信頼・共感、そしてご家族の方との信頼・協力が基本となっています。年の始めに見せてくれたこの子ども達のように、“子どもの輝かしい心の瞳”が中心である生活となるよう、保育園が温かな場所でなければいけないという基本を大切に重ねていきたいと思っています。”子どもの心”を保護者の皆様・担任達とたくさん語り合い、一人ひとりのお子様の成長を楽しみに、今年もまた保育に励んでいきたいと思います。

よろしくお願い申し上げます。

副園長 若山 望
(「櫻」つくしんぼ・そよかぜ 2023年1月号より抜粋)