今の保育園内、 あちらこちらで表現遊びを楽しむお子様達です。 お遊戯会(白樺)クリスマス子ども会(櫻)の演目への盛り上がりはもちろんですが、その他ちょっとした遊びの中にもイメ ージ豊かなお子様達の発想が様々な場所で発見できます。園庭の木々から舞い落ちる枯れ葉をじっと見つめ、「わ~~」と嬉しそうな声と共に自分の身体をクルクルと回すAちゃん、砂場のスコップをギターに見立てまるでミュージシャンのようにリズムを取るS君、子ども達の感性は宝物です!
1歳児 K君
太陽の光が園舎内に射し込みユラユラと揺れていました。その光に気付いたK君、「あ!あ!」と指さした後、掌をヒラヒラと揺らしたり、目をパチクリ見開いたり、その表現力は見事でした。
5歳児 Nちゃん
四角い紙にクーピーやサインペンを使い、様々な色が丸く描かれています。「これ何?」と聞くと、お化粧のパレットのようでした。「これがチークで、これがアイシャドウでしょ!これはノーズシャドウ…」全てを教えてくれました。また別の紙を折りたたみ、先だけを開きしっかりとブラシやチップも作ってありました。私の知らない名前の物もあり感動していると、私の分も作ってくれました。
お子様達の遊びは感性の塊です!その感性から生まれる気づきや工夫・思考がさらに遊びを発展させ、その後の知恵に繋がっていくのでしょう。こんな発見を大切にしていきたいですね。
副園長 若山 望
(「櫻」つくしんぼ・そよかぜ 2021年12月号より抜粋)