伝言

3歳児Eちゃん

「〇〇へやの??コン・・・?」 「あのね・・・、すずしくするの、あついから」きっとエアコンをつけてほしいことの伝言を頼まれ、事務所にやってきたのでしょう。使い慣れない言葉に戸惑い、 一生懸命に考え、自分の言葉で伝えてくれました。

4歳児T君

「コピーしてください」
「何枚するの?」
「えーと、えーと、」指で数えています。
「先生には何枚って言われたのかな?」
「あのね、〇〇君と〇〇ちゃんと・・・」一緒に遁んでいるお友達を思い浮かべながら、 必要枚数を考えながら数えていました。

毎日のようにお子様たちは何かしら担任に頼まれ、お手伝いとして事務所にやってきます。頼まれたことを意気揚々と伝言に来るお子様たちです。先生が言った言築を呪文のように繰り返しながら、そのままの言葉を必死に伝えようとするお子様、今回の事例のように頼まれた事柄を自分なりに理解し、自分の言葉で伝えようとするお子様、みんな真剣さはそれぞれです。不安なうちはお友達と一緒に来て声にするお子様もいます。

”頼まれたことを自分の言葉で伝える” ”人の役に立つ喜びを感じる” 日常でのこのような些細な経験が、自信となり、覚える力、考える力に繋がっていきます。たくさん経験させてあげたいですね。

副園長 若山 望
(「櫻」おひさま 2025年7月号から抜粋)