食育

食事には、

健康な身体をつくる
正しい食習慣を身につける
食物に対する親しみを持つ
情緒豊かな人間性を育てる

などの大切な役割があります。

「食」を育てる食事

生涯を健康に生きられる身体、それを支える食習慣が作られる時期の子ども達です。人生最初期の食事-離乳食は味を楽しめるものにして、味覚の発達を助けます。

特に、幼児は食事の必要量が年齢ごとに、さらには1日の運動量によっても大きく変わる時期です。ですので、保育園では月間活動予定に合わせた献立をたてることにより、必要なエネルギー量や栄養バランスに配慮しています。

食材について第一に優先するのは安全で鮮度の良いこと。添加物の入った食品や既製品は避けています。季節感があり、質の良いものを厳選することにより、心のこもった手作りの食事を楽しんでもらえるように励んでいます。

おやつではなく2回目の食事です

午後3時には「午後食」を提供しています。4時間おきに空腹感を感じる体内サイクルを考えると、クッキー等のお菓子と牛乳では夕飯まで腹持ちしません。その結果、帰宅後にお菓子や甘い物を食べて満腹感を得てしまい、夕飯が進まないことがあります。

お子様が帰宅後にお菓子など食べずに、夕飯をしっかり食べられることを考えて、あえて午後食を提供しています。

日本の風土が育てる味覚

毎年、5歳児は栄養士と一緒に、梅干し作りや味噌作りを体験します。作った梅干しは昼食でご飯のお供に、味噌は卒園前のハイキングの際に豚汁にして味わいます。

梅干しは食欲増進、疲労回復、かぜ予防の効果があると言われます。日本の風土で先人たちが育ててきた健康食品は他にもたくさんあります。これらを「大人の味」として取っておくのではなく、子どものうちから慣れ親しんでもらうことにより、豊かで健康的な食生活を楽しむ大人へと成長するよう促します。

育て、収穫し、食べる

近隣の畑で野菜を育てます。春はじゃがいも、夏はキュウリ・トマト・なす・すいか、秋のサツマイモ、冬は大根や小松菜などが収穫できます。収穫した食材を使った調理保育も楽しみます。
どんな野菜を作るかは、毎年、子ども達と相談して決めます。種・苗から野菜を育て、収穫して、調理して、食べる。その実体験に基づいた食育を大切にしています。